豊胸/バストアップ/乳頭縮小

ヒアルロン酸、脂肪注入でしこりができる？
最近はヒアルロン酸や自分自身の脂肪を注入する豊胸法が人気ですね。
どちらも体内に存在する成分ですが、稀に体が外からの注入物に対して異物反応を起こし、コラーゲン繊維の被膜を作りカプセル状に閉じ込めることでしこりのようになることがあります。
特に1か所に集中して注射すると、可能性が高まります。
特に問題はなく通常は経過とともに消失していきますが、自然な状態ではありませんね。
私が注入治療を行う際、一部分に大量に注入せず全体にまんべんなく注射することによって、しこりの発生を防ぐようにしています。

乳がんリスクは高まる？がん検診は平気？
確実なサイズアップが可能な豊胸法である、シリコンバッグ挿入法。
ヒアルロン酸や脂肪注入法と異なり、吸収されることなく確実なボリュームが確保されることから、古くから人気の豊胸法です。
が、約20年前にアメリカで、シリコンバッグ豊胸は乳がん発症リスクが高まる、との報道から使用が禁止となりました。その後の調査の結果因果関係がないことがわかり、現在では日本国内をはじめ世界的に人気の豊胸治療です。
バッグだけでなく、ヒアルロン酸や脂肪注入後に乳がん検査を受けても、乳がんの発見に支障をきたすことはありませんのでご安心ください。

体に入れて害はない？授乳に影響は？
豊胸手術は乳がん手術で乳房を切除した方への乳房再建手術として、大学病院などでも行われる方法です。
注入したヒアルロン酸や脂肪が将来的に変質し、身体へ影響することはありません。
また、バッグの破損やその中身が漏れる心配をなさる方もいらっしゃいますが、現在のバッグ（コヒーシブシリコン）はグミ状になっており中身が漏れることはなく、耐久性も大変向上しているため相当の衝撃でも破損することはありません。
なお、治療によって乳腺組織を傷付けることは一切ないため、授乳への影響はございません。
バッグの中身、注射したヒアルロン酸や脂肪が母乳に混ざることもないためご安心ください。

ヒアルロン酸や脂肪注入後に、部分的なしこりが生じることがあります。
小豆まめほどの大きさのケースもあり、触れるとしこりがあることはわかるケースもあります。経過とともに徐々に小さくなりますが、「しこりは絶対にできない」とは断言できません。
「1か所に集中させずまんべんなく注入する」という方法がしこりの発生を防ぐ注入方法となります。その点を心がけて注入しています。
なおシリコンバッグを挿入した後、まれに硬くなるケースがあります。
生理中に張ったバストの硬さではなく、弾力というより「硬い」という感触になることもあります。
バッグを挿入する部分のスペースの作り方が足りない、術後のマッサージ不足、体質などが挙げられます。ヒアルロン酸やバッグは除去も可能ですが、上記のような経過がありうることを理解したうえで治療を受けることが大切だと思います。

ヒアルロン酸注入、脂肪注入、シリコンバッグ挿入によって、入れた分だけバストはボリュームアップします。
それにより深い悩みは解消され、自信を持って過ごされる多くの方々を対応してまいりました。
豊胸は結果が出やすい治療のひとつだと思いますが、体内に素材や異物を入れる治療のため、まず安全を第一に治療を検討するべきだと思います。
「バストを美しく大きくしたい、でも安全に豊胸したい。」とお考えの方は、どうぞご相談ください。様々な豊胸治療について、ていねいにわかりやすくお伝えいたします。