ワキガは手術で改善する!代表的な4つの治療法と再発のリスクについて解説

ワキガの治療にはさまざまな方法がありますが、長期的に臭いをおさえたい場合には手術も選択肢の一つです。しかし、手術で臭いがなくなる仕組みや具体的な治療内容はあまり知られていません。また、手術後の再発リスクも気になるところでしょう。

そこで今回は、代表的なワキガ手術の内容をわかりやすく解説します。また、手術後の再発リスクについても併せて説明しますので、ぜひ参考にしてください。

ワキガは手術で対処できる!臭いがなくなる仕組みを解説

まず、ワキガ手術で臭いがなくなる仕組みを理解しておきましょう。仕組みを知ることは、手術方法の選択にも役立ちます。

ワキガ手術とは、アポクリン汗腺を除去する治療のこと

ワキガ手術にはさまざまな方法がありますが、いずれもアポクリン汗腺の除去を目的としています。

アポクリン汗腺とは、ワキガ臭の原因となる汗を分泌する汗腺です。アポクリン汗腺はすべての人にあるものですが、ワキガの方のアポクリン汗腺は大きくて数も多く、汗の分泌も活発な傾向があります。

そして、ワキガ手術とは、わきの下に存在するアポクリン汗腺を何らかの方法で除去し、臭いの軽減を図る治療です。皮膚の内側の層にあるアポクリン汗腺を取り除くためにはメスの使用が避けられませんが、臭いのもとを物理的に取り除くことから高い治療効果が期待できます。

手術でアポクリン汗腺を取り除く具体的な方法

アポクリン汗腺は、毛穴と一致した部分に存在します。そして、わきの下のアポクリン汗腺は、肉眼で確認できるほど大きいのが特徴です。

このような理由から、手術では皮膚を一部切開し、有毛部分にあるアポクリン汗腺を目視で確認しながら除去する方法が採られることがあります。

また、皮膚の内側を専用の器具で薄く削って汗腺を取り除く手術も、多くのクリニックで行なわれている方法の一つです。

その他、皮膚を汗腺と一緒に取り除く方法や、専用の機器を用いて汗腺を吸引する方法もあります。

ただし、いずれの方法も一長一短があり、再発のリスクもゼロではありません。そこで次章では、代表的な手術の詳細とメリット・デメリットを紹介します。

【ワキガの手術】代表的な方法4選を紹介

ワキガの手術は、大きく4つに分類されます。クリニック独自の名称がついていることもありますが、下記の治療を組み合わせたケースや治療に使用する器具を改良したケースである場合がほとんどです。

ワキガの手術(1)皮膚切除法

皮膚切除法は、その名のとおり、皮膚を切り取る手術方法です。わきの下の毛の生えている部分の皮膚を取り除き、同時にアポクリン汗腺も除去します。

確かな効果が得られる方法ですが、皮膚を広く切除するため、大きな傷が残ること、ひきつれが生じやすいこと、取り残しのリスクがあることなどから、現在ではあまり行なわれていません。

ワキガの手術(2)切開剪除法(せっかいせんじょほう)

切開剪除法は、直視下摘除法(ちょくしかてきじょほう)、あるいは皮弁法(ひべんほう)と呼ばれる手術法です。

切開剪除法では、わきの下の皮膚を1~2ヵ所、3~4cmほど切開して反転させ、アポクリン汗腺を直接目で確認しながら医療用のハサミで取り除いていきます。傷は少し大きめですが、アポクリン汗腺と一緒に毛母細胞(もうぼさいぼう:毛のもととなる細胞)も取り除けるため、ワキガ治療と同時に永久脱毛効果を得たい方におすすめです。

ただし、切開剪除法では手術後にわきの下を固定しなければなりません。また、1週間ほど安静にしていなければならないため、不便を感じる場合もあるでしょう。

しかし、切開剪除法では約90%の汗腺を除去するため、ワキガの症状が強めの方でも高い効果が期待できます。いったん取り除かれた汗腺は再生しないため、再発リスクが低いのも大きなメリットです。

ワキガの手術(3)イナバ法

イナバ法とは、故・稲葉博士が確立したワキガ多汗症の治療法です。ローラーがついた特殊な器具を使用するため、“ローラーシェービング法”と呼ばれることもあります。傷が小さくて済むため、大きな傷を残したくない方におすすめです。

この治療法では、わきの下を2cmほど切開して専用の器具を挿入し、汗腺を削り取ります。汗腺の位置を直接確認できないため、効果は切開剪除法より劣りますが、それでも70~80%の汗腺を除去することが可能です。また、アポクリン汗腺だけではなく多汗症の原因となるエクリン汗腺も取り除くため、多汗症の治療も同時にかなえられます。

なお、イナバ法も手術後に固定・安静が1週間ほど必要です。

ワキガの手術(4)その他の方法

上記以外のワキガ手術としては、以前から行なわれている“吸引法”と呼ばれる方法があります。これは、わきの下を数mm切開して細い管(カニューレ)を挿入し、アポクリン汗腺やエクリン汗腺を吸引する方法です。

もっとも、この方法では汗腺を十分に除去できません。再発リスクが高いため、吸引法を単独で行なっているクリニックはあまりないようです。

しかし、吸引法はダウンタイムが短く傷跡も目立たないため、ほかの方法と併用される場合もあります。

その一つが、吸引法とHIFU(ハイフ:高密度焦点式超音波照射器)を併用する治療です。この方法では、超音波で破壊された汗腺を吸引・除去するため、それぞれを単独に行なう場合に比べて高い治療効果が期待できます。

ワキガ手術後、再発のリスクはある?

手術を受ける前に知っておきたいのが、再発のリスクです。ワキガ手術の場合、アポクリン汗腺をていねいに取り除けば、再発リスクは限りなく低くなります。ただし、手術の仕上がりは医師の知識や経験、技術によるところが大きいため、信頼できる医師のもとで治療を受けることが大切です。

汗腺の除去が不十分だと、臭いが残ることもある

ワキガ手術をしても、アポクリン汗腺が十分に取り除かれていない場合は臭いが残りやすくなります。

ワキガ手術のなかで再発リスクが低いのは、切開剪除法です。アポクリン汗腺を直接目で確認しながら除去するため、取り残しが少ないのがその理由です。しかし、切開剪除法はアポクリン汗腺を見分ける知識や経験が必要とされるため、施術を担当する医師によって効果が左右されます。

実際、「手術の範囲が狭すぎる」「剪除(アポクリン汗腺の除去)が不十分」といったことが原因で治療結果に満足できず、再手術を希望される方も少なくありません。

また、イナバ式も高い治療効果が期待できる方法ですが、やはり医師の技術により結果に差が出ます。

したがって、ワキガ手術を検討する場合は、手術の方法だけではなく医師の治療経験や実績などにも注意しなければなりません。

ワキガの手術は、信頼できる医師のもとで

ワキガ手術は多くの場合、再手術が可能です。手術を受けても臭いが続く場合は、医師に再手術の相談をしてみましょう。

ただし、再手術の場合、術後の経過が長くかかることがあります。また、皮膚や組織の状態によっては、手術の難易度が上がる可能性も否定できません。もちろん、再手術にかかる費用も必要です。

このようなリスクを避けるためには、やはり最初から信頼のおける医師のもとで手術を受けるべきでしょう。

カウンセリング時に手術を強くすすめるクリニックや、デメリットの説明を拒む医師は信用できません。メリットだけではなく、ダウンタイムや起こりうる副作用、万が一再手術が必要になった場合の対応など、不安や疑問をまっすぐ受け止めてくれる医師のもとで手術を検討しましょう。

他院の再治療も可能!ワキガ手術は銀座長澤クリニックにおまかせください

ワキガは、手術でアポクリン汗腺を除去すれば臭いをおさえられます。手術にはいろいろな方法がありますが、再発や再手術のリスクを避けるためには医師選びも重要です。カウンセリングをしっかり受け、信頼できる医師のもとで後悔のない手術を受けるようにしましょう。

当クリニックでは、30年以上にわたる治療経験を持つ院長みずからがカウンセリングを行ないます。施術を担当するのは、もちろん院長本人です。アフターケアにも力を入れ、独自の仕上がり保証も行なっています。他院での治療後に症状が残っている場合は、再治療も可能です。ワキガ手術をご検討の方は、ぜひ当クリニックにお問合わせください。


記事の監修者:長澤 誠一郎

1984年慶應義塾大学医学部卒業。
医学博士。
日本美容外科学会認定専門医。
多くの治療実績を積みながら、
大手美容外科での院長経験を経て、2010年に銀座長澤クリニックを開院。
現在は日本美容外科医師会の理事を務める。
銀座長澤クリニックのすべての治療を担当している。

銀座長澤クリニックは、あなたのお悩みに向き合い、どのようなことでも親身にお応えします。
お問い合わせは無料ですのでお気軽にご相談ください。

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