ワキガを治す方法を知りたい!手術から切らない治療まで幅広く紹介

ワキガを治す方法は色々ありますが、どの方法がどれくらい効果的であるかは分かりづらいものです。また、治療時間や通院の要否、ダウンタイムについても治療前にできるだけ知っておきたいものです。

そこで今回は、ワキガを根本的に治すことに焦点をあて、手術から切らない治療まで幅広く紹介します。治療時間や通院の要否、手術については治療効果や術後に生じうる症状などについてもふれていますので、治療方法の選択で迷っている方はぜひご一読ください。

ワキガを治すためにはアポクリン汗腺の治療が必要です

ワキガは、日頃のケアでニオイを軽くすることはできますが、完全に治すためにはニオイのもとであるアポクリン汗腺の除去・破壊が必要です。

ワキガの原因はアポクリン汗腺にあります

ワキガのニオイは、汗腺の一種「アポクリン汗腺」に原因があります。アポクリン汗腺は、わきの下・陰部・乳輪・耳穴など限られた部分のみにある汗腺です。

アポクリン汗腺から分泌された直後の汗は、ほとんどニオイがありません。しかし、たんぱく質や脂質、鉄分、アンモニアなどの成分を含み、皮膚にいる細菌によって分解されると独特のニオイを発します。このニオイが、ワキガのニオイの原因です。

アポクリン汗腺はだれにでもあるものですが、数や大きさ、性質は人によって異なります。そして、ワキガの人はアポクリン汗腺が大きく活動的で、数が多いとされています。

ワキガ治療にはアポクリン汗腺の除去・破壊が効果的

ワキガのニオイをおさえるためには、

  • 生活習慣を見直して汗の分泌量を減らす
  • 体臭が強くなりやすい食品をさける
  • わき毛を手入れして清潔に保つ
  • 殺菌作用のある製品をわきの下に塗布する

といった方法が考えられますが、アポクリン汗腺から分泌される汗を完全におさえ、細菌による分解を阻止することはできません。

しかし、皮下組織にあるアポクリン汗腺を手術で完全に取り除けば、ワキガを根本的に治療することができます。また取り除かなくても、何らかの方法で破壊すればニオイをおさえることができます。

そこで次の項からは、ワキガの治療方法を「皮膚を切らない方法」と「皮膚を切る方法(手術)」にわけて詳しく説明します。

ワキガを治す方法:皮膚を切らない治療

まず、皮膚を切らずにアポクリン汗腺を破壊する方法をいくつか紹介します。

ニードル脱毛でアポクリン汗腺は一部破壊されます

ニードル脱毛とは、細い針を毛穴に刺して電流を流し、毛根などを破壊して脱毛効果を得る方法です。ニードル脱毛では、毛の近くにある組織にも電気が流れるので、アポクリン汗腺も部分的に破壊されます。

アポクリン汗腺が完全に破壊されるわけではないので効果は限定的ですが、軽いワキガはニードル脱毛のみで解決することもあります。

ただし、

  • 毛を一本ずつ処理するので時間がかかる
  • 毛周期に合わせて数回の治療が必要
  • 医療機器を使う方法に比べて痛みを強く感じることが多い
  • 処理する範囲が広いと費用がかさむ

といったデメリットがあります。

医療機器でアポクリン汗腺を熱破壊する方法もあります

高周波や電磁波(マイクロ波)で、アポクリン汗腺を熱破壊する方法もあります。

ビューホット

ビューホットは、高周波を利用してアポクリン汗腺を破壊する医療機器です。ごく細い針をわきの下の皮膚に差し込んで高周波を照射し、アポクリン汗腺を熱破壊します。また、多汗症の原因であるエクリン汗腺も破壊するので、ワキガと多汗症を同時に治療することができます。

治療で使用する針は、皮膚を傷つけないように先端に丸みを帯びた非常に細いものとなっています。また安全性に配慮し、高周波は針の先端部分でなければ照射できないように工夫されています。

治療時間は両脇で20分程度と短く、治療後の通院は不要です。ダウンタイムもほとんどなく、傷あとも残りません。

ミラドライ

ミラドライは、電磁波でアポクリン汗腺を破壊する医療機器です。機器をわきの下にあて、電磁波を照射してアポクリン汗腺を熱破壊します。ミラドライもエクリン汗腺を破壊するので、ワキガと多汗症を同時治療することができます。

治療時間は両脇で30~60分程度で、治療後の通院は不要です。ダウンタイムがほとんどないこと・傷あとが残らないことはビューホットと同様です。

一時的な効果でよいならボツリヌストキシン注射がおすすめ

「夏場だけニオイをおさえたい」「大切なイベントがあるので、その時だけニオイをおさえたい」という場合には、ボツリヌストキシン注射がおすすめです。

ボツリヌストキシン注射をわきの下に注射すると、エクリン汗腺のまわりにある筋組織に働きかけて汗の分泌をおさえます。アポクリン汗腺に対する直接的な効果はありませんが、汗が減ることでニオイの原因物質が空気中に放出されにくくなり、ワキガ臭をおさえることができます。

治療時間は両脇で10分程度です。治療後2~3日経つと効果が現れ始め、6カ月程度効果を実感できます。

ワキガを治す方法:手術

次は、手術によるワキガ治療についてです。

アポクリン汗腺を目で確認して摘み取る「 剪除法

剪除法は、わきの皮膚を4~5cmほど切開し、皮膚を裏返してアポクリン汗腺を目で確認しながらていねいに取り除く方法です。アポクリン汗腺と一緒に毛のもととなる部分も取り除くので、永久脱毛効果が得られます。ただし、メインターゲットはアポクリン汗腺なので、多汗症の改善効果はあまり高くありません。

治療時間は、40分~1時間程度です。手術後は、患部を圧迫して固定します。3日ほど経過したら固定をゆるめ、1週間程度で抜糸を行います。手術後しばらくは、内出血のあとが残ったり、皮膚のひきつれなどを感じたりすることもあります。

特殊なカミソリで原因部分を除去する「イナバ法」

イナバ法は、皮膚を小さく切開して特殊なカミソリのような医療機器を挿入し、皮膚の内側を薄く削り取る治療です。切開する傷の長さは、おおむね2~3cm程度です。アポクリン汗腺だけではなくエクリン汗腺も取り除くので、ワキガと多汗症を同時に治療することができます。イナバ法もまた、永久脱毛効果が得られます。

治療時間は30分~1時間程度です。手術後の圧迫や抜糸のスケジュールは、とほぼ同じです。切開する長さはより短めですが、内出血のあとがしばらく残ったり、皮膚のひきつれ感が生じたりすることがあります。

汗腺を吸引する方法もあります

そのほか、皮膚を小さく切開して汗腺を吸引する治療もあります。また、超音波で汗腺を破壊し、汗腺のみを吸引する方法もあります。

しかし、吸引法や超音波法単独では治療効果が低く、再発する可能性が否定できません。そのため、ほかの方法と併用して行われることもあります。

皮膚自体を切り取る方法も

わきの下の毛が生えている部分を皮膚ごと取り除き、縫い合わせる「皮膚切除法」という方法もあります。

この方法は傷が大きくなりやすく、わきの中心から離れている部分の取り残しが生じることがあります。そのため、現在ではあまり行われていません。

多彩なワキガ治療方法の中から、自分にあう方法を見つけましょう

ワキガを完治させるためには、ニオイの原因であるアポクリン汗腺を手術で除去したり、医療機器などで破壊したりする必要があります。それぞれの治療にメリット・デメリットがあるので、治療を希望する際には医療機関でしっかりカウンセリングを受け、納得できる治療方法を選択しましょう。

ワキガ治療は多くの美容整形で実施されていますが、採用している治療方法や医師の治療実績は施設により大きく異なります。費用だけではなく、アフターケアなどにも目を向け、後悔のない治療を受けるようにしてください。

当クリニックの院長である長澤院長は、専門医としてこれまで数多くのワキガ治療を行ってまいりました。ワキガでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

銀座長澤クリニックは、あなたのお悩みに向き合い、どのようなことでも親身にお応えします。
お問い合わせは無料ですのでお気軽にご相談ください。

関連記事一覧