脱毛するとワキガは治るの?知っておきたい脱毛とワキガの関係

「脱毛したらワキガが治った。」あるいは「脱毛したらワキガになった。」そんなうわさを聞いたことはありませんか。実は、脱毛するとワキガのニオイが変化することがあります。しかし、ニオイが変化することと、ワキガが治ることはまったく別問題です。

そこで今回は、ワキガと脱毛の関係、そしてワキガと脇毛の関係についてまとめました。ワキガと脱毛を同時にかなえる方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ワキガの原因はアポクリン汗腺から分泌される汗です

まず、ワキガがにおう原因と、脇毛とワキガの関係について解説します。

ワキガがにおうのは汗が細菌に分解されるから

人の汗腺(汗を分泌する器官)には、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類があります。エクリン汗腺はほぼ全身に分布し、温度や精神的な緊張などにともない汗を分泌します。アポクリン汗腺は脇の下や外陰部などに分布し、思春期ごろから性ホルモンの影響を受けて分泌量が増えてきます。

そしてワキガ特有のニオイは、アポクリン汗腺から分泌される汗が皮膚表面の細菌(皮膚常在菌)によって分解されるために発生します。

アポクリン汗腺はだれにでもあるものですが、すべての人がワキガになるわけではありません。実際、日本人に多い黄色人種では、ワキガの人は10%程度といわれています。一方で、黒人や白人はほとんどの人に多少のワキガがあるといわれています。これは、長年の食習慣の違いが影響していると考えられています。

ちなみに、ワキガの人は「耳垢が茶色くドロッとしている」「下着に濃いシミができる」「脇毛が多い」「両親のどちらかがワキガ」ということが多いです。もちろん、このような特徴がある人でも、ワキガでない場合はありますが、多い傾向があるといわれています。

意外と知らないワキガと脇毛の関係

アポクリン汗腺は、毛穴と一体となって存在します。だからといって、すべての毛穴にアポクリン汗腺があるわけではありません。アポクリン汗腺は体のごく一部にしかありませんが、その多くが脇にあります。そのため、脇の毛量が多い人は、アポクリン汗腺も多いといわれています。そして、ワキガの人は脇の毛量が多い傾向があるといわれています。

また、毛量が多いとアポクリン汗腺から分泌された汗がその場にとどまり、ニオイがこもりやすくなります。そのため、ワキガで脇毛の多い人はニオイが強くなりがちです。

もっとも「脇毛が多い=ワキガ」ではありません。脇の毛量が多くても、耳垢が乾いている人はアポクリン汗腺の量が少ないと考えられるため、ワキガである可能性は低いです。また、ワキガは遺伝の影響が大きいので、両親がどちらもワキガでない場合は、ワキガであることはほとんどありません。

つまり、「ワキガの人は脇毛が多い傾向がある」のですが、「脇毛が多くてもワキガとは限らない」ということになります。

脱毛するとワキガのニオイが変わることがあります

エステサロンや美容クリニックで脇の脱毛をすると、ワキガのニオイが変化することがあります。そこでここでは、脱毛するとワキガのニオイが変わる理由と、「脱毛するとワキガが治る」といううわさの真偽について解説します。

脱毛でワキガのニオイが変化する理由

脱毛して脇の毛量が減ると、汗がとどまりにくくなって肌を清潔に保ちやすくなります。そのため、脱毛をするとニオイが弱くなることがあります。

また、絶縁針による針脱毛(ニードル脱毛)では毛穴に電流を流して組織を破壊するので、アポクリン汗腺が一部破壊されます。その結果、ニオイが弱くなることもあります。ワキガの症状が軽い人の場合は、ニオイがほとんど気にならなくなることもあります。

一方で光脱毛をすると、汗腺が刺激されて汗の分泌量が一時的に増えることがあります。その影響で、今までニオイをあまり気にしなかった人でも強いニオイを感じることがあります。

脱毛してもワキガは治療できません!

アポクリン汗腺は毛穴と一体となって存在しますが、永久脱毛が可能とされる医療レーザー脱毛であっても、アポクリン汗腺を破壊することはありません。

一方で、絶縁針による脱毛ではアポクリン汗腺が一部破壊されることもありますが、完全に破壊・除去することはできません。汗のニオイが軽くなることはありますが、ワキガを完治させることはできません。

そもそも、脱毛のターゲットは毛根や毛根周辺であり、汗腺ではありません。そして脱毛をしても、汗腺の数を減らすことはできません。このように、脱毛は治療目的がまったく違うため、脱毛をしてもワキガを治療することはできないのです。

脱毛とワキガ治療は一度にできます

脱毛しても、ワキガを治療することはできません。しかし、脇毛とアポクリン汗腺は非常に近い位置にあるので、アポクリン汗腺を取り除く手術をすれば、ワキガ治療と同時に脇の脱毛をすることができます。

ワキガ手術で脇毛も脱毛できる

ワキガを治療する手術にはいろいろな種類があります。なかでも、ワキガに対する治療効果が高いとされる「反転(皮弁法)、」「切除法」「皮下組織削除法(稲葉法)」では、皮膚の下にあるアポクリン汗腺と一緒に脇毛も取り除いてしまうので、脱毛効果が期待できます。

なお、ワキガ手術がきちんと成功している場合、脇毛が再生することはほとんどありません。女性にとってはうれしい副効用ですが、男性の場合「脇毛だけない」ということに違和感を覚える方もいます。脇毛を残したい場合には、次の項で紹介する「ミラドライ」や「ビューホット」による治療などを検討するとよいでしょう。

手術が怖い場合は、まず脱毛から

「ワキガの治療はしたいけれど、体にメスを入れる手術は怖い…」という場合には、まず脱毛から始めることをおすすめします。前述のように、脱毛をしてもワキガの治療はできませんが、症状が軽い人であれば毛量が減ることでニオイが軽くなることもあるからです。

一方で、脱毛してもワキガの臭いが気になる場合には、メスを使わないワキガ治療である「ミラドライ」や「ビューホット」での治療を検討しましょう。

ミラドライ

ミラドライは、マイクロ波(電磁波)を使ってアポクリン汗腺やエクリン汗腺を熱破壊する医療機器です。ワキガだけでなく多汗症にも有効ですが、脱毛効果はありません。

ミラドライの詳細はこちら

ヒューホット

ビューホットは、非常に細い針を治療エリアに挿入し、針の先端から高周波を発生してアポクリン汗腺やエクリン汗腺を熱破壊する医療機器です。ミラドライ同様ワキガ・多汗症に有効ですが、脱毛効果はありません。

ビューホットの詳細はこちら

ミラドライもビューホットも、手術に比べると施術時間やダウンタイムが短く、傷あとが残る心配もありません。また、すでに脱毛が完了している方や、脱毛を希望しない方でも治療を受けることができます。

脱毛効果が得られるワキガ治療も!自分にあう治療方法を見つけよう

ワキガのニオイは、アポクリン汗腺から分泌される汗が皮膚常在菌により分解されるために発生します。アポクリン汗腺は毛穴と一体となって存在するため、ワキガの人は脇の毛量が多い傾向にあります。しかし、エステサロンや美容クリニックで脱毛治療を受けても、ワキガは治りません。汗腺は、脱毛治療で減ることはないからです。

ワキガ治療と脱毛を同時に行いたいのなら、アポクリン汗腺と脇毛を同時に処理できる手術がおすすめです。一方で、手術が怖い方や脇毛を残したい方は、メスを使わずにアポクリン汗腺を熱破壊する「ミラドライ」や「ビューホット」による治療を検討しましょう。

当クリニックでは完全個室によるしっかりとしたカウンセリングを受けることが可能です。治療のゴールを医師と共有し、自分にあった治療法をみつけてみてはいかがでしょうか。

銀座長澤クリニックは、あなたのお悩みに向き合い、どのようなことでも親身にお応えします。
お問い合わせは無料ですのでお気軽にご相談ください。

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