たくさんの種類があるプチ整形!治療を選ぶときの注意点も解説

【医師監修】プチ整形にはどんな種類がある?治療を選ぶ時の注意点も解説

プチ整形は比較的治療時間が短く、ダウンタイムも短いことが多いので、美容整形が初めての方でも受けやすい治療です。しかし、プチ整形という言葉は知っていても、具体的なプチ整形の種類をよく知らなかったり、治療を受けるときにはどんなことに注意すればいいのか、疑問を抱えていたりする方も少なくないようです。

今回は、プチ整形の人気の秘密に迫り、代表的なプチ整形や治療方法を選ぶときの注意点などについて解説します。

そもそもプチ整形とは?人気の秘密を解説

プチ整形を希望する方が多いのは、メスを使う手術などと比較してさまざまなメリットがあるからと考えられます。

メスをほとんど使わないプチ整形

プチ整形は、メスで切開する必要のない治療です。注射や小さな切開が必要な場合がありますが、施術時間はどれも短めで、なかには10分程度で終わる施術もあります。仕事が忙しくて時間がとれない方や、子育て中の方でも治療を受けやすいのが、人気の理由の一つのようです。

傷が残りにくく、ダウンタイムが短い

プチ整形は、注射の跡や小さな傷は避けられませんが、皮膚を大きく切ることはないので、傷跡がほとんど残りません。治療直後に多少の傷跡が残ったとしても、目立たない部位だったり、メイクで隠せる程度だったりするので、治療をほかの人に知られにくいというメリットがあります。

ダウンタイムが短く、治療後に日常生活の制限がほとんどない治療が多いのも、特徴の一つです。

手ごろな価格で受けることができる

プチ整形は、かかる費用も比較的低く設定されている場合が多いので、予算に応じた治療を受けることができます。複数の治療を組み合わせて効果の幅を広げたり、繰り返して治療を受けたりすることも可能です。

プチ整形を受ける人にはリピーターが多いのも、これらのメリットを肌で実感しているからでしょう。

人気のプチ整形の種類5選

ここでは、特に人気のプチ整形を5つ紹介します。

  1. 顔のたるみに効果が期待できる「糸を使うフェイスリフト」

    突起がついた特殊な医療用の糸を使って、肌を内側から引き上げる治療法です。糸の挿入は注射針を使っておこなうので、傷はほとんど目立ちません。また、腫れや出血もあらわれにくいので、ダウンタイムもほとんどありません。

    この施術は、頬やあごなどのたるみを引き上げるだけではなく、糸を挿入することでコラーゲンの再生をうながし、針を刺した刺激で肌を引き締める効果も期待できるので、肌の弾力アップにもつながります。

    また、糸の長さや本数、使用する糸を工夫することで、細かなパーツから顔全体まで、気になる部分をオーダーメイド感覚で治療することができます。

  2. 目元スッキリ!二重をつくる「埋没法」

    「埋没法」は、ごく細い糸でまぶたを縫いとめて二重まぶたをつくる治療です。治療時間は両目でも20分程度と短く、腫れも出にくいので、年齢を問わず希望される方の多い治療です。

    埋没法では、左右の二重の幅をそろえたり、年齢にともなって下がってきたまぶたを引き上げたりすることも可能です。また、仕上がりに納得がいかない場合は、治療から2ヶ月程度であれば糸を外してやり直すこともできます。

    埋没法は切開法よりもダウンタイムが短めですが、治療直後はまぶたの腫れが目立ち、アイメイクやコンタクトレンズの装着も制限されます。腫れは1週間ほどで目立たなくなりますが、自然な二重に落ち着くまでに1ヶ月ほどかかることもあるので、余裕をもって治療するようにしましょう。

  3. しわやエラ張りには「ボツリヌストキシン注射」

    筋肉に働きかけて、しわやエラ張りを解消する「ボツリヌストキシン注射」も、多くの方に利用されている治療法です。ボツリヌストキシンの注入にかかるのは数分程度で、針を刺した後も目立ちにくいので、仕事帰りなどに治療を受けることも可能です。

    ボツリヌストキシン注射は、目尻や眉間、額、鼻の付け根部分、口角などの表情じわの解消に効果が期待できます。注射をすると数日でしわが目立ちにくくなり、約4~6ヶ月効果が持続します。

    エラが気になる場合は、咬筋(こうきん:奥歯を噛みしめたときにふくらむ部分にある筋肉)にボツリヌストキシンを注射します。エラの解消効果があらわれるまでには1ヶ月ほどかかりますが、ゆっくりと変化していくので「いつの間にか顔がほっそりしてきた」印象になります。効果持続期間は3~6ヶ月程度ですが、治療を繰り返すと効果持続期間が少しずつ長くなります。

  4. 余分な脂肪には「脂肪溶解注射」

    脂肪溶解注射は、気になる部分に薬液を注射して、ピンポイントで脂肪を減らす治療です。分解・排出された脂肪細胞は再生しないので、リバウンドの心配もほとんどありません。また、脂肪吸引に比べて、腫れやむくみが生じにくく、治療効果も早く実感できます。

    脂肪溶解注射は1回の治療でも効果を実感できることが多いですが、より効果的に脂肪を減らしたいのであれば、3~5回程度の治療をおすすめします。

  5. 「ヒアルロン酸注入」で立体的な顔立ちに

    ヒアルロン酸を注入するプチ整形を施すと、ふっくらしたハリと、弾力のある肌を目指すことができます。治療時間は治療する範囲や注入量で異なりますが、長くても30分程度で終わる施術がほとんどです。

    ほうれい線などのしわを伸ばす際によく使用されますが、あごや鼻などに注入して顔全体のバランスを整える治療にも使われます。

    ヒアルロン酸は体内に吸収されるので、時間の経過とともに効果も少しずつ薄れていきます。ヒアルロン酸の性質にもよりますが、持続期間は1~2年程度です。効果を維持するには治療を繰り返す必要があります。

プチ整形を選ぶときの注意点~さまざまな種類があるけれど……

プチ整形を選ぶときの注意点は、以下のとおりです。

期待する効果・治療のゴールを医師と共有

治療の前には、施術を担当する医師と信頼関係を築き、プチ整形で期待する効果や治療のゴールを共有するようにしましょう。

しかし、どのような治療にも限界があることを忘れないようにしてください。状況によっては、プチ整形以外の治療を選択するのが正解だった、というようなケースもあります。無理な治療に踏み切ったせいで、せっかくの美しさを損なわないとも限りません。カウンセリングをしっかり受けて、納得のいく治療を選ぶようにしましょう。

効果があらわれる時期・効果持続期間も考慮

プチ整形には、短時間で効果があらわれる施術もありますが、二重埋没法やエラへのボツリヌストキシン注射などのように、効果が期待できるまでに時間がかかるものもあります。効果持続期間も治療によってさまざまです。

大切なご予定やイベントなどに合わせてプチ整形をおこなう場合は、もっとも効果があらわれる時期から逆算して治療計画を立てるようにしましょう。

ダウンタイムと日常生活への影響にも配慮

プチ整形はダウンタイムが短い施術がほとんどですが、注射の跡や内出血が生じる可能性がまったくないわけではありません。二重埋没法のように、メイクやコンタクトレンズの使用など、日常生活が制限されることもあります。

しかし、ダウンタイムが短いからといって、余裕のないスケジュールでの治療はおすすめできません。治療後の生活にも配慮して、プチ整形を受けるかどうかを検討しましょう。

プチ整形は、しっかりカウンセリングを受けて適切なものを選びましょう!

プチ整形のなかには、効果があらわれるまでに時間がかかる治療もあるので、カウンセリングをしっかり受け、納得してから治療を受けるようにしましょう。

当クリニックでは、今回ご紹介した治療のほか、超音波を利用した医療機器を用いた施術や、顔の脂肪吸引などにも対応しています。より効果的なプチ整形を期待できる治療の組み合わせもご紹介しているので、いろいろなプチ整形を経験してみたい方、大切なご予定に合わせてプチ整形をしたい方は、ぜひ当クリニックにお越しください。

記事の監修者:長澤 誠一郎

1984年慶應義塾大学医学部卒業。
医学博士。
日本美容外科学会認定専門医。
多くの治療実績を積みながら、
大手美容外科での院長経験を経て、2010年に銀座長澤クリニックを開院。
現在は日本美容外科医師会の理事を務める。
銀座長澤クリニックのすべての治療を担当している。

銀座長澤クリニックは、あなたのお悩みに向き合い、どのようなことでも親身にお応えします。
お問い合わせは無料ですのでお気軽にご相談ください。

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