顔のいぼの治療法は?跡が残りにくい治療法も紹介

顔のいぼの治療法は?跡が残りにくい治療法も紹介

いつの間にか、顔に「いぼ」ができているようなことがあります。どんなに小さくても、顔にできたいぼは気になるものです。「できれば取り除きたいと思うけれど、どうしたらいいのかがわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

今回は、いぼに関する基礎知識を解説します。また、皮膚科などで受けられる治療と、美容整形で受けられる傷跡が残りにくい治療方法についても説明します。「自己流のケアではなかなか治らない」という方も、ぜひ参考にしてみてください。

顔や首にできる「いぼ」にはさまざまな種類がある

いぼは体中のあらゆるところにできる可能性があります。顔や首などにできるいぼは、一見どれも同じように見えますが、さまざまな種類があります。

「いぼ」の多くはウイルス性

「いぼ」とは、皮膚が盛り上がってできる「小さなできもの」のことです。多くのいぼはウイルス性で、適切な治療を施さないと他の部位にも感染が広がることがあります。いぼの原因になるウイルスの型は200種類以上もあると言われていて、いぼの症状もウイルスごとに異なります。

一方、いぼと呼ばれるできものの中にはウイルス性ではなく、放置しておいても特に問題のないものもあります。問題のないいぼでも、顔など目立つところにできた場合は、大きさや位置によっては老けた印象になることもあるので、取り除くほうが好ましいときもあるでしょう。

顔まわりにできやすいいぼ

  • 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

    尋常性疣贅は、顔や手足などいろいろな場所にできるいぼです。大きさは3mm~1cm程度ですが、肌色から茶色をしていて、表面にはざらつきがあります。

    ウイルス性のいぼとしてはもっとも一般的で、免疫力の弱い子どもによくできます。大人でも、ステロイド剤や抗がん剤の治療を受けていたり、HIVに感染していたりして抵抗力が落ちたときなどは、このいぼができることがあります。

  • 扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)

    扁平疣贅も、ウイルス性のいぼです。大きさは3~5mmほどで、色は茶色、平たく盛り上がった形になります。顔や手の甲などにできやすく、多発することもあります。扁平疣贅は、若い女性にできることが多いいぼです。

首や全身にできることがあるいぼ

  • 軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)

    軟性線維腫は「アクロコルドン」、「スキンタッグ」とも呼ばれ、中高年にできやすいいぼです。茶色っぽく、大きさは1~3mm程度で、皮膚から飛び出すような形をしています。首・わきの下・胸・まぶたなど皮膚の薄い部分にできることが多いのが特徴です。

    軟性線維腫はウイルス性のいぼではないので、放置しても問題はありません。しかし、気になってひっきりなしに触ったり、衣服などで擦れたりすると、はれや痛みが生じることがあります。

  • 脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

    脂漏性角化症は、肌の老化にともなって生じるいぼです。色は茶色から黒色で、大きさも5mm~1cmほどですが、全身にあらわれます。「老人性いぼ」とも呼ばれ、高齢者に多いいぼですが、紫外線の影響を受けているなど、肌の老化が進んでいる人は50代でもできることがあります。

    脂漏性角化症もウイルス性のいぼではないので、放っておいても問題はありません。

【顔のいぼ治療】手術以外の治療方法

皮膚科などでは、いぼは外来で処置することが多く、手術以外の方法で対応する場合がほとんどです。

液体窒素で凍らせて除去する方法

ウイルス性のいぼは、低温の液体窒素で凍結させてから除去するのが一般的です。

治療では、-196℃の液体窒素をしみこませた綿棒などを押し当てて、いぼの組織を壊死させます。治療後しばらくすると、壊死した部分がかさぶたになってはがれ落ちてきます。液体窒素を使う場合、治療時や治療後に痛みを感じることがあります。

治療は1~2週間間隔で複数回おこなうので、定期的な通院が必要になります。また、それぞれのいぼに液体窒素を押し当てて治療するので、いぼの数が多いと1回の治療にかかる時間が長くなります。

塗り薬を使う方法

硬くなったいぼを柔らかくする塗り薬や、抗ウイルス性の塗り薬が処方されることもあります。毎日塗るタイプの他、週に1回、医療機関に通って塗布してもらうタイプもあります。

塗布薬の場合はいずれも即効性はなく、症状が改善するまで治療を続ける必要があります。人によっては薬でかゆみや痛みなどを生じることがあるでしょう。

飲み薬を使う方法

いぼを治療する飲み薬はいくつかありますが、ここでは漢方薬の「ヨクイニン」を服用する治療方法を紹介します。

ヨクイニンは、ハトムギが原料の漢方薬です。子どもでも服用できますが、下痢などを起こすこともあります。こちらも即効性は期待できず、服用が数ヵ月ほど必要な場合が多いです。効果には個人差があり、若い人ほど効果が早くあらわれる傾向があります。

自己流の治療は避ける

インターネット上には、さまざまないぼ治療の方法が掲載されており、市販薬も販売されています。自己流でケアしようとしても、治療法を間違えると症状が悪化することもあります。また、本当にいぼかどうかの判断は専門家でないと難しいので、医療機関への受診をおすすめします。

いぼだと思っていたできものが、受診したら悪性の腫瘍だったもとがわかったというようなケースもあります。安易な判断や自己流の治療は避けるようにしましょう。

【顔のいぼ治療】美容整形での治療方法

「いぼを早く治したい」「治療の傷跡をできるだけ残したくない」というときは、美容整形での治療も考えてみましょう。

電気メスを使う高周波焼灼法

「高周波焼灼(しょうしゃく)法」は、高周波が出る電気メスでいぼを取り除く方法です。

いぼの表面をはがすように削り、状態を見ながら削り取る深さを判断するので、深い傷が残りにくい治療です。小さくてふくらみのあるいぼの除去に適しています。

ていねいな手作業でおこなう切開法

大きめのいぼは、メスで取り除く「切開法」がおすすめです。切開法は、いぼの輪郭に合わせて木の葉状に皮膚を切開し、根元から取り除いて縫合します。縫合後の傷跡は徐々に目立たなくなります。

大きないぼは、皮膚の深い部分までしっかりと根があることが多いので、高周波焼灼法では深い傷が残る場合があります。切開法はいぼの根っこの部分まで取り除くので、再発を防ぎつつ切開跡も目立たない仕上がりを目指すことができます。

意外と難しいレーザー治療

いぼはレーザーでも除去できますが、色や肌の色によっては治療が困難な場合があります。

レーザーは「色」に反応して効果を発揮するので、いぼの色が薄いと治療できないことがあるからです。また、肌の色が濃い場合や日焼けした直後など、肌が炎症を起こしている状態でレーザーを照射すると、やけどを起こす可能性があります。

その他にも、レーザー治療では照射部分が深くえぐれて傷跡が残ってしまったり、治療後に患部が大きくふくらんでしまったりするような状態が生じることもあります。

レーザーでの治療を希望する場合は、事前にカウンセリングを受け、他の治療法と比較したうえで選択するようにしましょう。

いぼの治療は、信頼のおける医師の下で進めましょう

いぼの多くはウイルス性です。皮膚科などでも治療できますが、完全に除去するまでには時間がかかり、何度も通院が必要になるケースがほとんどです。短期間でいぼを除去したいときは、美容整形での治療も考慮しましょう。

当クリニックでは、傷跡の残りやすいレーザー治療を避け、高周波焼灼法や切開法でいぼの治療をおこなっています。治療方針は患者様のご希望に配慮して進めていくので、できるだけ傷を残したくない方、顔には絶対にメスを入れたくない方は、当クリニックにご相談ください。後悔のない治療法を、ご一緒に考えましょう。

銀座長澤クリニックは、あなたのお悩みに向き合い、どのようなことでも親身にお応えします。
お問い合わせは無料ですのでお気軽にご相談ください。

関連記事一覧