フェイスリフトの失敗とは?糸リフトと切るリフト、それぞれのリスクを解説

フェイスリフトには、糸を使って皮膚を引き上げる“糸リフト”と、手術をして皮膚を土台部分から引き上げる“切るリフト”があります。いずれも、シワやたるみを目立たなくする効果が期待できる方法ですが、施術の特徴に応じたデメリットがあるのも事実です。

そこで今回は、フェイスリフトで生じる可能性がある失敗例について解説します。また、“糸リフト”、“切るリフト”ともに失敗が心配な方におすすめの“第3の選択肢”にも触れますので、「フェイスリフトに興味はあるものの、失敗したらどうしよう……」と不安を感じている方は、ぜひご一読ください。

フェイスリフトで起こりうる失敗【糸リフト編】

女性の頬にキスをする男性

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糸リフトは、カニューレ(注射針)に入った糸を患部に挿入してリフトアップをかなえる施術です。傷跡がほとんど残らず、腫れや内出血も起こりにくいのですが、“糸”が原因で失敗が生じることもあります。

糸リフトの場合、不都合があっても糸が体内で溶けてしまえば、症状は緩和されます。しかし、使用する糸によっては溶けるまでに1年以上かかることもあるため、カウンセリング時には糸が吸収されるまでの期間を確認しておきましょう。

ひきつれが起こる

糸リフトでは、引っ張り上げる強度が強すぎると、当然のことながらひきつれが生じます。また、糸を挿入する深さや位置が微妙にずれていたり、糸の選択が不適切だったりすると、ひきつれが生じやすくなります。

糸リフトによるひきつれについては、以下のコラムでさらに詳しく解説しています。

参考:フェイスリフトで「ひきつれ」が起こる!?知っておきたい原因と対処法

でこぼこになる

糸と肌の間にゆがみが生じて、バランスが崩れた状態になると、肌にでこぼこが生じることがあります。例えば、挿入した糸の位置がずれ、部分的に糸が皮膚の深い位置に刺さってしまうと、肌の表面がふくらんだり、逆にくぼみができたりします。

頭髪が抜ける

糸を固定する際に毛根についた傷や、固定部分の血流の悪化、皮膚の引っ張りすぎなどによって頭髪が抜けることがあります。

基本的に、毛根自体が破壊されていなければ毛髪の再生は可能です。また、糸が体内に吸収されれば、血行不良も徐々に解消されるでしょう。

ただし、毛周期などの影響で毛髪の再生に時間がかかることもあります。

糸が透けて見える

太い糸を使用すると、肌の上から糸が透けて見えたり、表面がギザギザした糸を使用すると、患部を触るとそのギザギザした感触を実感したりすることがあります。通常は、皮膚の厚さに応じて挿入する糸の太さや種類、糸を挿入する位置や深さまでを十分に考慮して施術を行ないます。失敗の可能性を最小限にするには、このようなきめ細かな対応ができるクリニックを選ぶことが大切です。

十分な効果が得られない

カウンセリング時に施術医としっかりコミュニケーションをとっておかないと、目指すゴールが共有できず、思うような効果が得られない場合があります。複数のクリニックでカウンセリングを受け、信頼できる医師のもとで施術を受けるようにしましょう。

フェイスリフトで起こりうる失敗【切るリフト編】

切るフェイスリフトは、耳まわりやこめかみなど目立ちにくい部分を切開し、皮膚を剥離して引き上げ、余分な皮膚を取り除く施術です。ときには、切開や縫合時に失敗が生じる可能性もゼロではありません。

具体的にどのような失敗例があるのか見ていきましょう。

傷が残る

切るフェイスリフトでは、必ず傷が残ります。ただし、傷が消えない=失敗ではありません。切開する部分や範囲を施術医としっかり相談して、納得のうえで施術を受けるようにしましょう。

なお、切開した部分の縫合方法は、クリニックにより異なります。施術医が実際に担当した症例の写真や、施術を受けたスタッフの傷跡を見せてもらうなどして、仕上がりを確認させてもらうのがおすすめです。

ケロイド体質の方は特に目立つ傷が残りやすいため、手術の可否も含めてしっかりカウンセリングを受けましょう。

切るフェイスリフトで残る傷については、以下のコラムでさらに詳しく解説しています。

参考:フェイスリストの傷跡はどれくらい目立つ?クリニック選びのコツも紹介

耳たぶなどが変形する

切るフェイスリフトでは耳まわりを切開することが多く、縫合方法が適切でないと耳たぶが薄く引き伸ばされて変形してしまうことがあります。また、耳珠(耳の穴の前にあるでっぱり部分)が引っ張られ、耳穴が目立ってしまうケースもあります。

耳の変形は、施術医の経験によるところが大きいため、実績のある経験豊富な医師を選ぶようにしましょう。

血腫ができる

フェイスリフトでは皮膚を大きく剥離するため、皮膚の下に血腫(けっしゅ:血液の塊)ができることがあります。多くは自然に吸収されますが、症状によっては糸を抜いて血腫を押し出したり、注射で血液を抜いたりする必要がある場合もあります。

唾液ろうが生じる

手術時に、耳下腺(じかせん:唾液を作る部分)が損傷すると、傷口から唾液が漏れることがあります。傷口の処置で改善されますが、ある程度時間がかかることが一般的です。

【フェイスリフト】失敗が心配な方におすすめの施術

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糸リフトも切るリフトも、施術の特徴に応じた失敗や副作用が生じる可能性が否定できません。ひきつれなどが心配な場合は切るフェイスリフト、傷を避けたい場合は糸リフトがおすすめですが、どちらのデメリットも受け入れがたい場合は、医療機器を用いたフェイスリフトを検討してみましょう。

近年、切らないフェイスリフトとして注目されているのが、“ウルセラ”による治療です。ウルセラは、皮膚の土台部分にあたる表情筋筋膜(SMAS:スマス)へのリフトアップ効果がFDA(アメリカ食品薬品局:日本の厚生労働省にあたる機関)により認められている唯一の医療機器です。

ウルセラは、超音波を筋膜のみに集中的に照射するHIFU(ハイフ)という治療法でリフトアップ効果を発揮します。熱刺激でSMASを引き締め、皮膚表面を引き上げると同時に肌を引き締めるため、切るフェイスリフトと同等の効果が期待できるのが特徴です。さらに熱の刺激によりコラーゲンの生成が促されるため、肌の弾力がアップします。

熱は筋膜のみに集中するため、肌表面にやけどや赤みが生じるリスクはほとんどありません。ダウンタイムが短い一方で、長期間リフトアップ効果が期待できるため、糸リフトや切るリフトに抵抗がある方でも気軽に受けられます。

フェイスリフトは、失敗のリスクを知って施術方法を検討しましょう

フェイスリフトは、たるみやシワの解消に高い効果が期待できる施術です。大切なお顔への施術なので、避けられないリスクや失敗が生じる可能性もしっかり理解したうえで施術方法を選ぶようにしましょう。

当クリニックでは、院長が考案した切るフェイスリフト“ハレーヌリフト”のほか、30年の実績をもとに行なう“スレッドスーチャーリフト(糸リフト)”、照射角度や方向にも配慮した“ウルセラ”の照射など、さまざまなフェイスリフトに対応しています。

当クリニックのフェイスリフトは、院長はもちろんスタッフの多くが受けており、その効果だけではなく、痛みやダウンタイムも体験しています。他院の修正手術にも対応していますので、フェイスリフトに関する悩みを抱えている方は、お気軽に当院にご相談ください。

記事の監修者:長澤 誠一郎

1984年慶應義塾大学医学部卒業。
医学博士。
日本美容外科学会認定専門医。
多くの治療実績を積みながら、
大手美容外科での院長経験を経て、2010年に銀座長澤クリニックを開院。
現在は日本美容外科医師会の理事を務める。
銀座長澤クリニックのすべての治療を担当している。

銀座長澤クリニックは、あなたのお悩みに向き合い、どのようなことでも親身にお応えします。
お問い合わせは無料ですのでお気軽にご相談ください。

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