フェイスリフトで「ひきつれ」が起こる!?知っておきたい原因と対処法

シワやたるみの解消に高い効果が期待できるフェイスリフトには、さまざまな種類があります。最近は、ダウンタイムが短く傷跡が残りにくい方法もあるため、気軽に施術を受ける方が増えてきています。その一方で、ひきつれなどのトラブルが問題となっていることをご存じでしょうか。

今回は、フェイスリフトを受ける前に知っておきたい「ひきつれ」の原因と、起きてしまった場合の対処法を解説します。

糸を使うフェイスリフトでは、稀に「ひきつれ」が起こることがある

フェイスリフトにはいくつかの種類がありますが、ひきつれが起きやすいのは糸を使うフェイスリフト(糸リフト)です。では、なぜ糸リフトではひきつれが起きやすいのでしょうか。詳しい施術内容とともに見ていきましょう。

糸を使うフェイスリフトとは

糸を使うフェイスリフトとは、医療用の特殊な糸を使って、皮膚の内側からたるみを引き上げる施術のことです。メスを使わず、カニューレ(注射針)を使って糸を挿入するため、はれや内出血が生じにくく、傷跡もほとんど残らないのが特徴です。

使用される糸は、皮膚に吸収される糸、吸収されない糸、とげのようなギザギザがついている糸、こぶ状の突起がついている糸、引っかかりのないスムーズな糸、一方向に持ち上げるための糸、多方向に持ち上げるための糸、などさまざまな種類があり、リフトする部位の状態や、患者様の希望に合うものが選択されます。

皮膚に吸収されるタイプの糸を使用する場合、糸自体は4~6ヵ月ほどで吸収されます。しかし、糸が吸収される過程でコラーゲンの生成がうながされるため、肌のハリが長期間持続します。さらに、カニューレの刺激で皮膚の内側が引き締まるため、小顔効果も期待できます。

糸を使うフェイスリフトでひきつれができる理由

糸リフトでは、糸を挿入する位置や深さを適切に調節しないと、ひきつれが生じる可能性があります。また、使用する糸の選択が不適切な場合、引き上げの強度が強すぎる場合などにも、ひきつれが起きやすくなります。

このように、糸リフトは単に「糸を挿入するだけの簡単な施術」ではなく、症状に応じた対応が要求される繊細な施術です。したがって、実績が十分にあり、きめ細かな対応が可能なクリニックや医師を選ぶことが非常に重要なのです。

糸を使うフェイスリフトで、ひきつれが出た際の対処法

次に、糸リフトでひきつれが生じた場合の対処法を紹介します。

ひきつれは長くても1ヵ月ほどで改善するものがほとんどですが、症状がひどい場合は手術が必要になる場合もあります。

一時的なひきつれは経過観察

糸リフトでは、引き上げた皮膚の状態が落ち着くまでに2~3日かかるといわれています。そのため、施術がうまくいった場合であっても、数日間は違和感やひきつれを覚える可能性があります。

また、ひきつれが若干長引く場合であっても、通常は1ヵ月ほどで気にならなくなります。なお、糸の入っている部位を外から押すと痛みを感じることもありますが、こちらも1ヵ月ほどで改善する場合がほとんどです。

特に大きな支障がない限り、施術後1ヵ月程度は経過を見守りましょう。

症状がひどい場合や、違和感が続く場合は、手術が必要になることも

違和感やひきつれが続く場合や、顔にできたでこぼこが治らない場合は、手術が必要になることもあります。

糸リフトは2~3年程度効果が持続するとされていますが、その間ずっと違和感を持ったまま過ごすのは避けたいところです。1ヵ月以上の長期にわたり違和感が取れない場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

ただし、体内で溶ける糸を使っている場合、時期によっては抜くのが困難になります。また、溶けない糸であっても抜くのが困難な場合もあります。

万が一に備え、デメリットが生じた場合にどう対応してもらえるのかも、施術前にあらかじめしっかり確認しておきましょう。

施術後1~2年経過すれば再施術も可能

施術後すぐではなく、糸リフトの効果が薄れてきた頃に皮膚がたるみ、ひきつれが生じることもあります。このような場合は、再度施術を受けることでひきつれを解消できます。

糸リフトは、糸挿入から1~2年経過すれば再施術可能です。長期的な効果を期待する場合は、おおむね1年ごとに施術を受けるのがよいとされています。

【フェイスリフト】ひきつれが心配な方は、糸以外の選択肢を

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糸リフトによるひきつれは、糸が皮膚を引っ張り上げるという施術の性質上、ある程度は覚悟しなければならないものです。ひきつれが心配な場合は、切るフェイスリフトや医療機器によるフェイスリフトを検討しましょう。

切るフェイスリフト

切るフェイスリフトは、皮膚を切開・剥離して表在性筋膜(SMAS筋膜)を引き上げ、たるみやシワを解消する施術です。

※SMAS筋膜:表情筋と連動している薄い膜で、皮膚の土台ともいえる重要な組織。

皮膚だけではなく、たるみの根本的な原因であるSMAS筋膜を引き上げるため、5~10年ほどリフトアップ効果が持続するとされています。

ただし、切るフェイスリフトはその名の通り、顔にメスを入れる施術であるため、耳まわりやこめかみに傷が残ってしまうケースが多いです。傷跡は徐々に目立たなくなり、最終的には白い細い線のようになりますが、完全に消えることはありません。特にケロイド体質の方は、目立つ傷跡が長期間残る可能性があります。

また、施術時間が比較的長く、一般的にダウンタイムも長めです。はれや痛みが長引くケースもあるため、施術後に十分な休みが取れない方にはおすすめできません。

マシンによるフェイスリフト

HIFU(ハイフ:高密度焦点式超音波)を利用した医療機器で、SMAS筋膜をリフトアップする方法もあります。その代表的なマシンが“ウルセラ”です。

ウルセラは、FDA(アメリカ食品薬品局)によってSMAS筋膜に対するリフトアップ効果が認められた唯一の医療機器です。

ウルセラは、超音波でSMAS筋膜にアプローチし、たるみをしっかり引き上げると同時に肌を引き締めます。熱刺激によりコラーゲンの生成がうながされるため、肌の弾力もアップします。

施術中に痛みや熱感を感じることもありますが、熱が作用するのはSMAS筋膜に対してのみなので、皮膚表面をやけどしたり、赤みが出たりするリスクはほぼありません。

ダウンタイムもほとんどなく、施術後のメイクも可能です。

ただし、効果持続期間は半年~1年程度と、それほど長くはないため、長期的な効果を期待する場合には、定期的な施術をおすすめします。

糸を使うフェイスリフトは、経験・実績のある医療機関で

糸を使うフェイスリフトは、きめ細かな配慮が必要な繊細な施術です。場合によっては、ひきつれだけではなく、糸が透けて見える、でこぼこが目立つ、ほとんど効果がみられない、といったトラブルが生じる場合もあります。

このようなトラブルに遭遇することなく、後悔しないためにも、経験豊富な信頼できるクリニック、医師のもとで施術を受けるようにしましょう。

当クリニックでは、あらゆる種類の糸をそろえ、さまざまな状態やご希望に対応する施術を行なうことが可能です。

糸リフトとウルセラの同時治療(Wレイヤーリフト)にも対応していますので、より高い効果、より長い効果を期待する方は、実績30年の当クリニックにご相談ください。

記事の監修者:長澤 誠一郎

1984年慶應義塾大学医学部卒業。
医学博士。
日本美容外科学会認定専門医。
多くの治療実績を積みながら、
大手美容外科での院長経験を経て、2010年に銀座長澤クリニックを開院。
現在は日本美容外科医師会の理事を務める。
銀座長澤クリニックのすべての治療を担当している。

銀座長澤クリニックは、あなたのお悩みに向き合い、どのようなことでも親身にお応えします。
お問い合わせは無料ですのでお気軽にご相談ください。

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