糸を使ったフェイスリフトのメリット・デメリットをていねいに解説

糸を使ったフェイスリフトのメリット・デメリットをていねいに解説

糸を使うフェイスリフトは人気の高い治療方法の一つですが、以前、集団訴訟が問題となり、治療効果に疑問を呈する声もあることから、不安を感じている方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は、糸を使うフェイスリフトを正しく理解していただくために、治療方法や期待できる効果、そして治療で得られるメリットと注意すべきデメリットについて解説します。医師を選ぶ際のポイントにもふれていますので、医療機関選びに悩んでいる方は、ぜひご一読ください。

糸を使うフェイスリフトはシワやたるみに効果が期待できます

まず、糸で肌をリフトアップする仕組み、そして副次的なメリットや糸の種類によって変わる効果について解説します。

糸の牽引作用で肌を直接リフトアップ

糸を使うフェイスリフトは、注射針に通した糸を皮膚の内側に挿入し、糸の牽引力を利用して直接肌をリフトアップする治療です。メスは使いませんが、方法によっては切るフェイスリフトと同じくらいのリフトアップ効果が期待できます。針で糸を挿入するだけなので、はれや内出血があらわれにくく、傷跡が残りにくいのが特徴です。

一般的な治療の流れは、以下の通りです。

  1. 洗顔後、治療部分に麻酔クリームを塗布。
  2. 糸を挿入する箇所・方向をデザイン。
  3. 糸の通った注射針をリフト下部分から挿入。
  4. 糸だけを皮膚の内側に残して注射針だけを引き抜く。

治療時間が短く、10分程度で終了することもあります。また、治療後すぐにメイクすることも可能です。そのため、仕事帰りや外出ついでに治療を受けることもできます。

皮膚内部の自己修復効果でハリ感がアップ

皮膚の内側に糸を挿入すると周辺組織が刺激され、コラーゲンやエラスチンといった肌のハリ成分の生成がうながされます。また、針を刺した刺激で皮膚の内側が引き締まりながら修復されるので、肌の引き締め効果も期待できるでしょう。

溶ける糸を使用した場合、糸自体は数ヵ月で吸収されますが、副次的効果が長期間続くので、最長2年ほど効果持続が期待できるといわれています。

糸の種類によって変わる効果

治療に使われる糸には、いろいろな種類があり、糸についている突起の形状や糸の材質などによって、治療効果も変わってきます。

一般的に、糸についている突起が小さいもの、糸の太さが細いものは、軽度のたるみに使用されます。そして、糸が太いもの、突起の数が多いもの、突起の密度が高いものは、重度のたるみに効果が期待できます。

また、溶ける糸は効果持続期間が比較的短めですが、溶けない糸は10年以上効果の持続が期待できるものもあります。

糸を使うフェイスリフトのメリット

糸を使うフェイスリフトのメリット

では、糸を使うフェイスリフトのメリットをいくつか紹介しましょう。

メスを使わないのでダウンタイムがほとんどない

切るフェイスリフトとは異なり、糸を使うフェイスリフトではメスで皮膚を切開する必要がありません。注射針で糸を挿入するだけなので、はれや内出血のリスクが低く、ダウンタイムもほとんどありません。

そのため、仕事や家事・育児などが忙しく、時間をとることが難しい方でも受けやすい治療といえます。また、まわりの人にも気づかれにくいので、「治療を受けたことを他人に知られたくない」という方にもおすすめです。

治療直後から効果を感じやすい

糸の素材にもよりますが、糸を使うフェイスリフトは治療直後から効果を感じやすいとされています。

また、「しっかりと皮膚を引き上げたい」「まわりに気づかれないようさりげなくリフトアップしたい」という治療効果のコントロールにも対応できます。

これらのことから、糸を使うフェイスリフトは、希望に応じたリフトアップを短期間でかなえる治療といえるでしょう。

治療適応範囲が広い

糸を使うフェイスリフトは適応範囲が広く、目の下のたるみ・ゴルゴ線・ほうれい線・頬のたるみ・マリオネットライン・フェイスラインや首など、顔のほとんどの部分が治療対象となります。

さらに、糸の種類や長さ、引き上げる方向などを工夫することで、症状に合わせた治療を行いやすいというのも特徴の一つです。

また、繰り返しの治療が可能なので、年齢に応じて変化する希望や悩みにも対応することが可能です。

糸を使うフェイスリフトのデメリット

残念ながら、糸を使うフェイスリフトにもデメリットはあります。しかし、デメリットを理解しないまま治療を受けることはおすすめできません。ここからは、糸を使うフェイスリフトを受ける前に、知っておくべきデメリットを解説します。

効果持続期間が短い

切るフェイスリフトは、10年以上にわたり効果が持続するものもありますが、糸を使うフェイスリフトは、比較的効果持続期間が短いことが知られています。具体的には、溶ける糸を使用した場合、効果の持続期間は1年前後~2年程度、溶けない糸を使用した場合であっても、4~5年程度です。

糸を使うフェイスリフトの効果を持続するためには、だいたい1年ごとの間隔で繰り返し治療を受けることがおすすめです。定期的に治療を受けることでハリを維持し、リフトアップをかなえるだけではなく、年齢に応じた治療方法を検討することができるので、ていねいなケアの実現につながります。

医師によって治療効果に差が生じる

治療に使う糸はさまざまな種類があり、期待できる治療効果も異なります。また、顔の骨格や脂肪のつき方も、個人差が大きいものです。さらに、求める「治療のゴール」も、人それぞれです。これらのすべてに対応するためには、医師にそれ相応の経験や技術が求められます。

このようなことから、糸を使うフェイスリフトを検討する際には、医師選びが非常に重要になります。

大手の医療機関では、全体の治療件数や治療症例を知ることはできても、医師個人に関する情報は得られにくいものです。一方、個人経営の医療機関では、治療件数がそのまま医師の実績となります。また、症例写真で治療イメージをつかむこともできるでしょう。

いずれの医療機関で治療を受けるにしても、医師個人の治療件数や症例写真までしっかり確認し、納得できるまでていねいにカウンセリングを行ってくれる医院を選ぶようにしましょう。

感染症のリスク

糸を使うフェイスリフトで溶けない糸の使用を選択した場合、体内に残った糸が原因で感染症を起こす可能性があります。このような場合、埋め込んだ糸を取り除かなければなりません。

糸を取り除くためには、皮膚を切開したり、組織の中に埋もれている糸を引きはがしたりする必要があります。その際、顔に傷が残る可能性があります。

一方、溶ける糸を使用する場合は数ヵ月で糸が体内に吸収されるため、皮膚の下に異物が残るリスクを避けることができます。ごくまれに、治療後に熱感をともなう痛みやはれが出ることもありますが、早めに対処することで症状の悪化を防げるケースがほとんどです。

カウンセリング時には、治療そのもののリスクだけではなく、治療後に生じうるリスクについてもしっかりと説明を受け、不安を取り除いたうえで治療を受けるようにしましょう。

糸を使うフェイスリフトは、信頼できる医師のもとで!

糸を使うフェイスリフトは、注射針で糸を皮下に挿入し、リフトアップ効果を得る治療方法です。ダウンタイムがほとんどなく、リフトアップ効果を実感しやすい治療ですが、医師によって治療効果に差が生じやすいというデメリットもあります。

当クリニックでは、院長も含めスタッフの多くが、数年に1度糸を使うフェイスリフト治療を受けています。痛みや効果に関する説明だけではなく、患者様の気持ちに寄り添い、無理のない治療方法をご提案していますので、治療効果に不安のある方、心の通い合う治療をご希望の方は、当クリニックにご相談ください。

記事の監修者:長澤 誠一郎

1984年慶應義塾大学医学部卒業。
医学博士。
日本美容外科学会認定専門医。
多くの治療実績を積みながら、
大手美容外科での院長経験を経て、2010年に銀座長澤クリニックを開院。
現在は日本美容外科医師会の理事を務める。
銀座長澤クリニックのすべての治療を担当している。

銀座長澤クリニックは、あなたのお悩みに向き合い、どのようなことでも親身にお応えします。
お問い合わせは無料ですのでお気軽にご相談ください。

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