左右の目の大きさが違う!二重まぶたの手術でコンプレックスを克服

左右の目の大きさが違う?二重まぶたの幅と目の大きさを揃える方法

顔は、左右がまったくの対称であることは少なく、誰でも目の大きさや二重まぶたの幅などに差があるものです。しかし、差が大きいとメイクなどではうまく隠すことができず、コンプレックスにつながることもあります。

今回は、左右の目の大きさが違う原因と、左右差の解消におすすめの二重まぶたの手術について解説します。二重整形術である埋没法と切開法のメリットやデメリットも紹介しますので、二重まぶたの手術を検討している方はぜひご一読ください。

左右の目の大きさが違う……理由は遺伝だけではない

左右の二重の幅や目の大きさに違いが生じるのは、遺伝が原因である場合が多いといわれています。しかし、生活習慣などが原因で目の大きさに差が生じることもあります。

遺伝の影響が大きい二重まぶた

二重まぶたは優性遺伝で、二重と一重の両親からは二重の子供が生まれやすいことがわかっています。
そのため、二重の幅や左右差も遺伝の影響が大きいと考えられますが、加齢に伴いまぶたの脂肪が減少し、一重だったまぶたが二重になるケースもあります。

睡眠時の姿勢が影響することも

睡眠時の姿勢や何気ない癖が、目の左右差や二重の幅に影響を与えていることもあります。
睡眠時に横を向いて寝る癖があると、下側になっている方がむくみやすくなり、目の大きさや二重の幅に差が生じることがあります。

また、頬杖をつく癖がある、食べ物を片方だけで噛む癖がある、といった場合などは、顔全体がゆがみ、目だけではなく顔のさまざまなパーツに左右差が生じる可能性があります。

目の左右差が気になったら、寝る時の姿勢や何気なくしている癖などを見直してみましょう。

利き目の影響

さらに、利き目の影響で、目の大きさや二重の幅に差が生じることがあります。
利き目は無意識のうちによく使っているため筋肉がつきやすく、まぶたが厚くなることも多いです。

一方、利き目でない方は筋肉がおとろえやすくなるため、まぶたがたるんで目の大きさに差ができたり、二重の幅に差が生じたりすることがあります。

なお、利き目の確かめ方は簡単です。

  1. 数メートル離れた位置にあるものをしっかり見る。
  2. 焦点はそのままで、見ているものを指さす。
  3. 片目ずつ、閉じたり開いたりして指の見え方を比較する。

2の時点では指に焦点が合っていないので、指がぼやけて2本に見えるはずです。3で見え方を比較する際に、見ているものをしっかり指さして見える方が利き目、ずれて指さして見える方が利き目ではない方の目です。

利き目がわかったら、意図的に利き目だけを閉じて反対側の目を使うなどして、目を均等に使うようにしましょう。

目の大きさが違う場合に二重整形をおすすめする理由

目の大きさが違う場合に二重整形をおすすめする理由

左右の目の大きさが違う場合は、二重まぶたの手術がおすすめです。ここでは、その理由を解説します。

一重や狭い方の二重を反対側に合わせて広くできる

左右差を整えるだけであれば、片方のみ二重整形することで、目の大きさや二重の幅を調節することができます。

代用的な例は、片方のみ一重の場合や、二重の片方のみ幅が狭い場合などです。このような場合は、反対側の二重、つまり二重の幅が広い方に合わせて手術するので、左右差が整うだけではなく、目元がくっきりした印象になります。

左右差を整えながら二重全体の幅を広くすることも

両目に二重整形をおこなえば、目の大きさや二重の左右差を整えると同時に、二重全体の幅を広くすることも可能です。

左右ともに二重整形をする場合は、まぶたが厚く二重がつきにくい利き目から二重の幅を決め、その後反対側の目のラインを決定するとよいとされています。

ただし、もともとの二重の幅やまぶたの状態などによって、ラインの決め方は異なってきます。また、手術をしても、左右差が残る可能性もあります。

たるみや脂肪の除去も可能

まぶたのたるみが原因で目の左右差が生じている場合は、二重整形でまぶたを引き上げてたるみを解消し、左右差を整えます。この治療は、加齢に伴う目の左右差解消のためにおこなわれることもあります。たるみが目立たなくなることで目元が若々しい印象となるので、エイジングケアとして施術されることもあります。

また、上まぶたの脂肪が厚く目元が重い印象になっている場合は、脂肪を除去した後に二重整形をすることも可能です。このように、二重整形はほかの治療と併用することで、目元をスッキリとさせる効果も期待できます。

目の左右差改善に効果が期待できる二重術~埋没法と切開法

二重整形には、糸を使って二重をつくる「埋没法」と、長期的な効果が期待できる「切開法」があります。

施術時間が短く腫れなどが少ない埋没法

埋没法は、まぶたを数ヵ所糸でしばり、目を開けた時に二重のラインができるようにする方法です。糸は皮膚の中に埋まるため、見えることはありません。

埋没法には「瞼板法(けんばんほう)」と「挙筋法(きょきんほう)」があります。瞼板法は、まぶたの皮膚と「瞼板」と呼ばれる組織を糸でとめて二重を形成する方法です。挙筋法は、まぶたを持ち上げる筋肉である挙筋とまぶたを糸でとめて二重を形成する方法です。

いずれの方法も施術時間が10~15分程度と短く、ダウンタイムも短めです。ベースメイクであれば翌日から可能で、コンタクトレンズの使用もできます。腫れや内出血などが少ないため、忙しい方でも受けやすい施術です。

ただし、埋没法では厚みのあるまぶたに二重のラインがつきにくく、糸が取れてしまうこともあります。一方、治療後早いうちであれば、やり直しができるというメリットもあります。

長期間の効果を期待するならば切開法

切開法は、まぶたを数センチ切開して二重のラインを形成する治療方法です。切開法は、必要に応じて筋肉や脂肪を調整することができるので、厚みのあるまぶたでも二重をつくることができます。また、眼瞼下垂(がんけんかすい:まぶたがたるんで下がってくる症状)など、まぶたの悩みも同時に解消することができます。しかも、効果が長期間持続します。

ただし、切開法はメスで皮膚を切開するため、ダウンタイムが長めです。手術後5~7日目に抜糸をしますが、それまではメイクもコンタクトレンズもできません。また、切開した部分は赤い線状の傷となり、2週間ほどは目立ちます。傷は3~6ヵ月ほどで目立たなくなり、白っぽい線になります。

強い腫れや内出血は手術後1~2週間ほどで落ち着きますが、完全に消えるまでには1~3ヵ月ほどかかることもあります。腫れがある時期は二重の幅が広く見えますが、手術から半年ほど経つと自然な二重幅になるでしょう。

このようなことから、切開法を希望する場合は、大切なイベントなどに合わせたスケジュール調整が必要となってきます。

目の左右差が気になったら、二重まぶたの手術を検討しましょう

目の大きさや二重の左右差は、遺伝だけではなく生活習慣や利き目なども影響します。生活習慣の見直しである程度改善されることもありますが、二重まぶたの手術をすれば、二重の幅を広くしたりまぶたのたるみを解消したりすることもできます。

当クリニックでは、埋没法や切開法による二重整形だけではなく、目の横幅を広げて目を大きく見せる目頭切開や上まぶたの脂肪除去などもおこなっております。また、上まぶたのたるみ取りや眉下を切開しておこなうリフトアップにも対応しております。目の左右差を解消したいという方はもちろん、まぶたのたるみや腫れにお悩みの方は、当クリニックにご相談ください。

記事の監修者:長澤 誠一郎

1984年慶應義塾大学医学部卒業。
医学博士。
日本美容外科学会認定専門医。
多くの治療実績を積みながら、
大手美容外科での院長経験を経て、2010年に銀座長澤クリニックを開院。
現在は日本美容外科医師会の理事を務める。
銀座長澤クリニックのすべての治療を担当している。

銀座長澤クリニックは、あなたのお悩みに向き合い、どのようなことでも親身にお応えします。
お問い合わせは無料ですのでお気軽にご相談ください。

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