脂肪吸引でフェイスラインスッキリ!ダウンタイムや経過も解説します

脂肪吸引でフェイスラインスッキリ!ダウンタイムや経過も解説します

脂肪吸引は「体にするもの」というイメージが強いですが、実は顔の脂肪吸引はフェイスラインを整える方法の一つとして、多くの美容整形クリニックでおこなわれています。しかし、顔の脂肪吸引は「痛そう」、「なんだか怖い」という理由で、施術に躊躇する方も少なくありません。

そこで今回は、顔の脂肪吸引の概要のほか、脂肪吸引を受けるメリット、そして吸引後の経過などについて解説します。

フェイスラインの脂肪吸引とは?

脂肪吸引は、フェイスラインを整えるスタンダードな治療方法の一つで、一度の治療でスッキリと顔の輪郭を整える効果が期待できます。ここでは、痩せにくい顔の脂肪を除去して小顔をかなえる脂肪吸引の概要について解説します。

極細のカニューレを使う脂肪吸引

顔の脂肪吸引は、極細の「カニューレ」という脂肪吸引専用の注射器でおこないます。頬やあごの脂肪が多い・顔が丸く見える、といった悩みに対し、希望の部位をピンポイントで治療することができます。

カニューレは、耳の裏側やあごの下などから挿入するので、傷跡が大きく目立つことはほとんどありません。

カニューレの刺激で肌の引き締め効果も

「脂肪吸引すると皮膚がたるみそうで怖い……」という不安があるかもしれませんが、カニューレを挿入すると肌の深部が刺激され、コラーゲンの増産が期待できます。コラーゲンが増産されると、肌にハリが出て引き締まり、たるみも目立たなくなります。

つまり、極細のカニューレを使う顔の脂肪吸引は、フェイスラインを整えるだけではなく、肌の引き締めやたるみ解消効果も期待できる施術なのです。

腫れや内出血が生じるのでダウンタイムに注意

顔の脂肪吸引で使用するカニューレは極細で、挿入部分の傷も数ミリ程度です。また、施術時には麻酔を使うので、痛みを感じることはほとんどありません。

しかし、施術後には痛みや腫れ、内出血、むくみなどが生じることもあります。あらわれる症状や程度には個人差がありますが、どの症状も時間とともに回復していきます。ただし、場合によってはダウンタイムが長引いたり、日常生活に制限が生じたりすることもあります。

そのため、顔の脂肪吸引を希望する場合には、術後のケアやスケジュールなどにも注意が必要です。

フェイスラインを脂肪吸引で整えるメリット

フェイスラインを脂肪吸引で整えるメリット

フェイスラインを整える方法はいくつかありますが、その中でも脂肪吸引は比較的メリットの多い施術といえます。

脂肪吸引はリバウンドしにくい小顔形成術

人間の脂肪細胞の数は、おおよそ成人するまでに決まり、成人した後は歳を重ねても増減することはないとされています。

脂肪でふくらんでいるフェイスラインを整えるためには、脂肪細胞を小さくする、あるいは脂肪細胞の数自体を減らす必要がありますが、顔の脂肪細胞はダイエットや運動をしても小さくなりにくく、また、いったん小さくなってもリバウンドする可能性があります。

しかし、脂肪吸引をすれば脂肪細胞の数を減らすことができます。また、吸引・除去された脂肪細胞が再生することはありません。そのため、カニューレで脂肪そのものを除去すればリバウンドしにくくなり、小顔効果を長期間維持しやすくなります。

ピンポイントで希望部位の脂肪を除去

脂肪吸引は、操作性のよい極細のカニューレでおこなうので、希望部位の脂肪をピンポイントで除去することができます。そのため、脂肪吸引は理想とするフェイスラインを手に入れやすい施術といえるでしょう。

なお、脂肪吸引でフェイスラインを整える際には、頬・あご下・ほうれい線の上の部分などが施術対象となることが多いです。ただし、顔の骨格や筋肉のつき方、脂肪の量などは個人差が大きいものです。施術を検討する際には、顔全体のバランスにも配慮するようにしましょう。

1回の治療で効果を実感しやすい

顔は、体のほかの部分に比べて脂肪の量が少ないので、1回の脂肪吸引で大きな効果を実感しやすい部位といえます。また、吸引する脂肪の量が少ないので、皮膚が大きくたるむ可能性も少ないといえます。

さらに、前述のようにカニューレ挿入による肌の引き締め効果も期待できます。

フェイスライン脂肪吸引後のダウンタイムや経過

フェイスラインの脂肪吸引で、誰もが不安を抱くのはダウンタイムや経過についてでしょう。そこで、脂肪吸引を受ける前に知っておきたい施術後の経過や日常生活の制限などについて解説します。

腫れのピークは術後2~3日

顔の脂肪吸引をした場合、腫れのピークは施術後2~3日程度です。この期間は、顔の大きさが一回りほど大きくなります。その後、腫れは徐々に引いて来るものの、施術後1週間程度は小顔効果を実感することは難しいでしょう。

1週間を過ぎる頃から日々回復を実感するようになりますが、顔がむくんでいるような状態が続きます。

2週間ほど経つと症状がだいぶ落ち着いてきますが、小顔効果を実感できるのは施術から1ヵ月ほど経ってからになります。そして、完全に腫れが治まるまでには3ヵ月程度かかる場合が多いです。

むくみや内出血の可能性もあり

脂肪吸引後の顔のむくみは、1~2週間程度がピークですが、場合によっては3ヵ月程度続くこともあります。

内出血は、落ち着くまでに2~4週間程度かかります。皮下の血液は固まって下方向にずれていき、体内に吸収され徐々に目立たなくなって、最終的には消滅します。

シャワーは2日目から、入浴は1週間後から可能

脂肪吸引当日は、メイクもシャワーも禁止です。気になる方は、自宅などでシャワーを浴びてから施術を受けるようにしましょう。

洗顔や化粧は、施術後2日目くらいから可能です。シャワーもOKです。ただし、いずれの場合も傷口をぬらさないようにしましょう。傷口が汚染されると化膿し、痛みや腫れが長引くことがあります。医師の指示をしっかり守って、後遺症が生じないように注意してください。

洗髪は、3日目くらいから許可されることが多いです。久しぶりの洗髪ですが、長時間の洗髪は体に負担をかけます。短時間で軽く洗うだけにとどめましょう。

湯船につかる入浴ができるのは、施術後1週間目くらいからです。血行がよくなると、痛みや腫れを強く感じるおそれがあるので、長時間の入浴はおすすめできません。腫れや痛みが強い場合は、シャワーだけで済ませるようにしましょう。

なお、飲酒は施術後3日目くらいから解禁されます。また、傷口の安静を図るために、顔のマッサージや激しいスポーツは1ヵ月程度控える必要があります。

このように、顔の脂肪吸引後は日常生活にさまざまな制約が生じます。大切な予定がある場合は、余裕をもって施術を受けるようにしましょう。

顔の脂肪吸引を受ける際には、スケジュールに余裕をもたせるようにしましょう

リバウンドしにくく、1回の施術で高い効果が期待できる顔の脂肪吸引は、フェイスラインを整える選択肢の一つです。施術は極細のカニューレでおこなうため傷口は目立ちませんが、施術後は日常生活が多少制限され、腫れが完全に引くまでに3ヵ月ほどかかることもあります。顔の脂肪吸引を受ける際には、効果だけではなくアフターケアや術後のスケジュールにも配慮するようにしましょう。

当クリニックでは、プライバシーに配慮した個室で院長みずからがカウンセリングにあたります。それぞれの方のお顔の脂肪のつき方だけではなく、骨格や筋肉の状態をていねいに確認し、顔全体のバランスを整えるよりよい施術を提案いたします。フェイスラインをスッキリ整えたい方、パーツの美しさだけではなくトータルバランスも重視する方は、ぜひ当クリニックにご相談ください。

記事の監修者:長澤 誠一郎

1984年慶應義塾大学医学部卒業。
医学博士。
日本美容外科学会認定専門医。
多くの治療実績を積みながら、
大手美容外科での院長経験を経て、2010年に銀座長澤クリニックを開院。
現在は日本美容外科医師会の理事を務める。
銀座長澤クリニックのすべての治療を担当している。

銀座長澤クリニックは、あなたのお悩みに向き合い、どのようなことでも親身にお応えします。
お問い合わせは無料ですのでお気軽にご相談ください。

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